2009年11月22日

2010 JP AUSTRALIA TWINSER WAVE 92L(微風編)

20 ken2010年のJPはマルチフィン(複数のフィン)コンセプトに非常に積極的です。
ツインフィンで、カウリモデルとジェイソンモデルの2機種を用意。
更に、カウリモデルのツインにサイドフィンを追加してQUADモデルを展開中です。
今回はこの内、カウリモデルのツインフィン92Lを試乗しました。
コンディションはアウトに出るときにはプレーニングせず、波に乗せれば走るという、九十九里ではよく見られる微風コンディションです。



スペックは以下の通り。
ボリューム:92L
全長:233cm
最大幅:59cm
重量: 6.3kg

<<使用コンディション>>
九十九里某所
風:北北東3m/s~6m/s ポートサイド サイドオフ
波:腰~腹
セイル:Neilpryde Alpha 5.4

10jptwinserpro922009年モデルのツインフィンは最大サイズが84Lでしたが、2010年モデルでは92Lというラージサイズまでラインナップされました。








10jptwinserpro92392Lというサイズと、昨年の84Lがかなり走りを意識したシェイプだったことから、走り出しを重視したボードだろうと予想していましたが、見事に裏切られました。
今年のJP Twinserカウリモデルは完全にサイドショアを中心とした波乗りを意識して設計されています。



10qtempo923ご参考に、こちら、クアトロのTempo92Lです。
クアトロにはRythmというシリーズとTempoというシリーズがありますが、どちらも純粋なウェイブボードではあるものの、より走りを意識したデザインになっているのがTempoです。

JP Twinser 92Lはボリューム、幅をかなり絞り込んだ、本格的な波乗りボードであることが伺えます。

付属のフィンは昨年の84Lより小さくなって17cm。
JPの説明によると、今年のモデルは大きく深いWコンケーブを採用しているが、コンケーブの中にフラットセクションを設けてうまく走るように設計されているとのこと。
このコンセプト、実は長年チャネルボトムを採用し、1つのボトムに2つのロッカーラインを実現しようとしてきたJPのコンセプトと噛み合っています。

この「走るロッカー」の効果でフィンも昨年よりサイズダウンすることができ、ワンランク上の回転性を実現したようです。
しかもターン時のコントロールは昨年より飛躍的に向上したそうで、鋭い回転をしても最後までコントロールが利くボードに仕上がったという点がウリになっています。

<<ライディング>>
21コンディションとしては、このボードを使うには少々物足りない状況でした。
ややオフショアでインサイドがスカスカ、波に乗せればなんとか走れるという感じでした。

乗ってみて最初に感じるのが「小ささ」です。
92Lというボリュームよりもやや浮力が無いように感じますが、これは数字上の問題ではなく、恐らく92Lあるものの、かなり強くタックした(ボリュームを落して丸い形にシェイプされた)レイル形状と、テイルエリアにあまりボリュームがないことによるものだと思います。
走り出しは92Lなりに走りますし、波に乗ればスピードもキープできますが、静止時には少し頼りなく感じるボリューム感でした。
(ちなみに僕の体重は67kgです)

22このボードは波に乗ったときに真価を発揮します。
波に入るまではほとんど浮いているだけの状態だったものが、波を捉えた瞬間に素早く加速し、波の中のクリティカルな部分にすぐに入り込むことができます。
掘れた波へのテイクオフも、張った波のショルダーに割り込んでいくような入り方もできるので、波乗り性能は相当高いレベルにあると思います。


23フロントライディングは秀逸。
波に乗ったときの加速がいいので、思い切ってボトムターンに突っ込めます。
レイルもスムーズに波のフェイスに入り、がっちりレイルを食わせた深いターンができます。

トップターンはツインらしい、小さい回転半径で深い角度まで回してもビシッとボードが足もとに戻ってくる感覚を味わえます。
92Lというボリュームからは想像しにくい、80Lぐらいのボードを振り回しているような感じです。

トータルの印象は、92Lという大きめのサイズながらサイドショアで性能をフルに発揮する本格的なウェイブボード、です。
風が軽くても常にプレーニングしたい方には向きませんが、波乗りに集中したい方には、波乗りのレベルを一段階引き上げてくれるような性能を持っていると感じました。


なお今回は僕だけの試乗でしたので「一般ライダーの声」を加えることができませんでした。
また機会があれば取り組みたいと思います。

以上

ridemarinesnow at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)ウェイブボード | JP AUSTRALIA

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